GBながら骨があり難解なシステム。
当時、現在のようにネットでの情報収集ができなかったため、さまざまな噂がガセネタなどが飛び交いました。
今回は、「にんげんのまりょく上昇は実はエスパーよりも早い?」 を検証していきます。
目次
サガ2で「にんげん」の「まりょく」は上がるのか?
サガ2のにんげんのまりょくについての公式の見解
まず、公式のWEB取り扱い説明書を見てみる。
「ぼうぎょ」に関しては防具を装備して上げると書かれているが、「まりょく」に関しては「ちから」や「すばやさ」と同じようにカテゴライズされている。
ということは、その能力依存の武器、「サイコ〇〇」や「〇〇のしょ」などを使っていれば上がるということだ。
実際に検証してみる
今回検証にしようしたのはスマートフォン版サガコレクションのもの。
検証方法は、
- スタートの町から全員「にんげん」でスタート。
- 洞窟を抜ける前に限界まで「せんせい」を使ってお金を貯める。(その際には初期装備の武器しか使わない)
- 最初の町に着いたら、ブロンズ防具を買いそろえる。
- 再びお金集め。
- 2800貯まったらサイコダガーを2本購入、にんげんおとこ(もしくはエスパーボーイ)1・2にそれぞれ装備させる
- にんげんおとこ(エスパーボーイ)は共に一ターン目に必ずサイコダガーを使用、以降はサイコダガーは使用しない
- サイコダガーの使用回数が0になるまで繰り返す(最低50戦)
実際に検証したわけではないが、戦闘中に2回以上同じステータス依存武器を使ってもステータス上昇に変化はないと言われているので、サイコダガーの使用は各戦闘1回。
使用回数50回のサイコダガーを使い切るまで50回以上の戦闘を行い、その際ににんげんおとこ1・2のまりょくの上昇値を計測する。
にんげんおとこの実験
以下は4まで終了して、サイコダガーを装備する前(なお、ブロンズ防具は購入して装備するのを忘れていた……)
にんげんおとこ1(001)の実験前データ
にんげんおとこ2(002)の実験前データ
どちらも初期の魔力は3。
実験開始10戦ほどでまりょくの上昇を確認
実験を開始してみると、にんげんおとこ1のまりょくがすぐに上昇。
他のステータスと比較してみてもとくに上がりにくいわけではないようだ。
一回目終了時
にんげんおとこ1 4(+1)
にんげんおとこ2 4(+1)
二回目終了時
実験二回目終了時のにんげんおとこ1
実験二回目終了時のにんげんおとこ2
にんげんおとこ1 7(+4)
にんげんおとこ2 5(+2)
3回目終了時
にんげんおとこ1 5(+2)
にんげんおとこ2 6(+3)
合計+13(平均+2.16…)
エスパーボーイの実験
同じくエスパーボーイで同じ実験をしてみる。
エスパーボーイ1(101)の実験前データ
エスパーボーイ2(102)の実験前データ
どちらも初期の魔力は6。なおゲームスタートから「バトルハンマー」以外は使用していない。
実験の副産物、盾でのぼうぎょ上昇
実験中、一人にブロンズのたてを使わせていた(にんげんの方も3はブロンズのたて)。
副産物としてぼうぎょの上昇も確認。やはりエスパーの防御は上がりやすいらしい。
一回目終了時
実験二回目終了時のエスパーボーイ1
実験二回目終了時のエスパーボーイ2
エスパーボーイ1 9(+3)
エスパーボーイ2 8(+2)
二回目終了時
エスパーボーイ1 7(+1)
エスパーボーイ2 8(+2)
3回目終了時
エスパーボーイ1 8(+2)
エスパーボーイ2 8(+2)
合計+12(平均+2)
初期値が3と7で異なるため、エスパーボーイの方が不利になる実験だが、結果はほぼ同じくらいの上昇値。
結論・上昇値はほぼ一緒(むしろにんげんの方が上がる?)
エスパーだからといってまりょくが上がりやすいわけではなく、にんげんだからといってまりょくが上がりにくいわけではない。
(むしろにんげんのほうがまりょくが上がる可能性が高い)