今回はキングオブキングスG+のキャンペーンモード「ルシファーとの戦い」の第3ステージ「奪還アトラス平野」の攻略解説です。
なお、攻略方法その他についてはしのきちの主観に満ちたものになっていることにご了承ください。
前ステージ「エレンディア進撃」との違い
南の山を挟んで退治するイエロールシファーをいかに倒すか
なんとこのマップから相手のルシファーの数が2になっています。
つまりは全3ヶ国、うち青(スペード)を除く2ヶ国は同盟を結んでいる状態なのです。
COMの強さは赤が通常、緑は弱い。
単純に考えると戦力が2倍になったように感じますが、FC版と比較してみると町の数が変わっておらず、むしろ町の数を二ヵ国で分け合っている状態になっているためそこまでべらぼうに難易度が上がったという訳ではありません。
新ユニットとして、人間族の「ソーサラー」「モンク」が追加されています。
またそれにより、クラスチェンジユニットである「メイジ」「ウィザード」、「プリースト」「ビショップ」が、
そしてそれらのユニットの魔法によって「スケルトン」「ゴーレム」が追加されました。
ソーサラー・モンクは前マップで追加された「ナイト」と同じようにレベル王冠でそれぞれ、
ソーサラー→メイジ→ウィザード
モンク→プリースト→ビショップ
とクラスチェンジしていきます。
「魔法」の使用が解禁される
「ソーサラー」「モンク」はそれぞれ魔法を2種類ずつ使うことができます。
魔法は「移動と攻撃の両方を行わない代わりに(魔法コマンドを使用することで)特殊な効果を発揮する」というものです。
FC版では攻撃魔法であるバルでのみ経験値を得ることができましたが、G+では全ての魔法で経験値を得ることができます。
奪還アトラス平野で雇えるユニット
クラスチェンジが可能なソーサラー・モンクが追加されました。
これによりFC版のキングオブキングスに登場する人間族は全種類生産できるようになりました。
人間族:ファイター・ナイト・ソーサラー・モンク
妖精族:ゴブリン・ハーピー・エルフ・ジャイアント・グリフォン
竜族:リザードマン
高難易度の切り札、対空性能が高く攻防に使える・
ソーサラー
ソーサラーは対空攻撃力が高く、ハーピーやグリフォンに高い攻撃力を発揮するユニットです。
移動力は低く4しかないうえ悪路にも弱いため、移動するのに時間がかかります。
ウィザードが完成すればほぼ勝ったと言っても過言ではない
生産するのに800かかり、それに見合った戦闘力は正直ありません。
しかし、後述する「魔法」が使用可能なことやクラスチェンジができることを考慮に入れると決してコストパフォーマンスが悪いわけではありません。
クラスチェンジすることで基本的な戦闘力が上がるだけでなく、魔法の効果が上昇。
また移動力が上昇し、メイジでは全ての地形がコスト1で移動可能に、ウィザードでは相手のZOCを無視して移動することができます。
ソーサラー系の魔法
攻撃魔法・バル
「バル」はソーサラー系ユニットが使用することができる攻撃魔法です。
魔法使用者の周囲8マスを一方的に攻撃します。もちろん自動で敵味方を判別してくれるため、乱戦の中での使用も可能です。
またキングオブキングスG+では「周囲」と「十字」が選択できるようになり、「十字」は上下左右に1~2マス攻撃することができます。
キングオブキングスにおいて隣接する8マス以外に攻撃することができる方法はこの十字バルだけであるため、十字バルを利用することで戦術的に大きな変化をもたらしています。
周辺の敵を一度に攻撃することができるため、ウィザードになると町に一体置いておけばバルのみで延々相手のユニットをせん滅し続けることが可能。
また通常の戦闘と違い、被害を受けることがないため、ソーサラーのクラスチェンジは比較的容易に行うことができます。
召喚魔法・ネクロ
「ネクロ」はソーサラー系のユニットが使用することができる召喚魔法です。
資金を使用することなく「スケルトン」を0~8体召喚することができます。
「ネクロ」は高難易度マップをクリアするうえで欠かすことのできない魔法でスケルトンを利用して戦線を維持するという局面は非常に役立ちます。。
魔法での補給が地味に高性能・
モンク
モンクは得意とする相手がソーサラー系くらいしかおらず、最弱ユニットであるファイターよりも弱い存在です。
そのため640というコストは単純に考えると非常にコストパフォーマンスが低い。
移動力は低く4しかないうえ悪路にも弱いため、移動するのに時間がかかります。
ソーサラーと同じくクラスチェンジできる点や魔法が使えることから上手に使用してやることで戦術が幅広くなります。
FC版ではハーピーにめっぽう弱く、生存率の低いユニットでしたが、G+ではハーピーの性能が下がったことや魔法によって経験値を得ることができるようになったことから比較的育てやすくなったユニットです。
モンク系の魔法
回復魔法・ユンク
「ユンク」はモンク系ユニットが使用することができる回復魔法です。
キングオブキングスでは移動に必要なFOODとユニットのHPにあたるユニット数を町でしか補給することになります。その際には予算が必要になります。
「ユンク」を使用した場合には予算が必要ないため、寡兵で戦う際には非常に役立ちます。
ユンクの効果の変化
・モンク→FOODのみ回復
・プリースト→FOODと小型ユニットの部隊数の回復
・ビショップ→FOODと大型・小型ユニットの部隊数の回復
なお、FOODは確定で満タンに回復しますが、ユニットの損害の回復についてはランダムです。
クラスチェンジ後であれば町から離れた場所であってもユニットの損害を回復することができるため、その戦線に一体プリースト・ビショップがいることによって戦線自体の継戦能力が向上します。
召喚魔法・レーム
「レーム」はモンク系のユニットが使用することができる召喚魔法です。
資金を使用することなく「ゴーレム」を0~4体召喚することができます。
(多分)ゴーレムの召喚数は、「モンク」「プリースト」「ビショップ」のクラスに応じて変化し、レベルによっては変化しません。
モンクの段階では0~2体程度しか召喚することができませんが(ほとんど0~1体)、ビショップになると3、4体召喚することもあります。
魔法で召喚できるユニットの性能
THE壁、相手の進軍を引き留め戦力差を縮める・
スケルトン
(多分)スケルトンの召喚数は、「ソーサラー」「メイジ」「ウィザード」のクラスに応じて変化し、レベルによっては変化しません。
ソーサラーの段階では0~4体程度しか召喚することができませんが(ほとんど1~2体)、ウィザードになると7、8体召喚することもしばしば。
召喚したスケルトンは町で待機することで通常のユニットのように補給することができますが、その場合には資金を使用することになります。
※ 最初から8体いる場合には資金はかからないが、1体召喚したものを町で補給して8体にすると7体分の資金がかかる。
このスケルトンというユニットは非常に耐久力が高く、
ファイター+三妖精(ゴブリン・ハーピー・エルフ)程度の相手であれば、山に陣取ってしまえばほぼ削られることなく耐久することができます。
そのため、序盤の劣勢な状況下では、スケルトンを山に配置し、そこで時間を稼ぐ。
その間にクラスチェンジや貯蓄をして一気に攻勢に出る。
という戦術が非常に有効です。
それぞれ1体ずつのユニットでも構わないので、防衛したいラインにずらりと並べ敵の攻勢を防ぐ。
その間に斜めに一マスやニマス敵に接触する形でナイト、モンクやソーサラーを交戦させ経験値を稼ぐ。
というのが常套手段です。
決戦のケオシアムにて 川の東の山脈にスケルトンの骨壁防衛ラインを作った局面
なお、スケルトンで防衛ラインを構成する際に注意してほしいのは、大型ユニット以外にリザードマンにも弱いということ。
何体かリザードマンが戦線に投入されることで一気に壊滅する可能性があります。
またスケルトン同士の対決は潰しあい。町で8体にまで回復されたスケルトンを投入されると面白いほどこちらのスケルトンが潰れていきます。
リザードマン対策としてグリフォンやジャイアント、ナイトなどでリザードマンを、相手のスケルトンをソーサラー、モンクできっちり潰しておくようにしましょう。
また、スケルトンは水を渡れないことも注意しましょう。
小型ユニットとジャイアントに効果を発揮する・
ゴーレム
ゴーレムは小型ユニットやナイトやジャイアント、グリフォンなどの中程度の強さの大型ユニットに互角以上の戦いをすることができます。
特に大きな戦果を挙げるのは、序盤から中盤にかけて。
敵軍がナイト・ジャイアント・グリフォンを数多く投入してきた段階です。
モンクが作り出すことのできるゴーレムは生産するのに予算が必要ありません。
一方で中量級のユニットはファイターや三妖精などに比べて必要な予算も回復費用も高いため、モンクの行動というコストだけで作られたゴーレムと1:1で交換されると撃破されたときの資産損失が大きくなります。
特に大きな決め手になることは少ないですが、戦線の近くのモンクでそうした大型ユニットを削っていくことで予算の差を埋めることができます。
召喚したゴーレムは町で待機することで通常のユニットのように補給することができますが、その場合には資金を使用することになります。
※ 最初から8体いる場合には資金はかからないが、1体召喚したものを町で補給して4体にすると3体分の資金がかかる。
ゴーレムは大型ユニットであるため耐久力が高く、またジャイアントに非常に強いという性能を持っています。
しかし意外と打たれ弱く、モンクが1体召喚した程度では壁になり切れず破壊されてしまうこともしばしば。
また、町で補給した場合にはかなりの予算を使ってしまうため、使いどころが難しいユニットでもあります。
奪還アトラス平野の実際の攻略
急戦か持久戦かで1ターン目に生産するユニットが変わる
初の複数ルシファー相手のマップです。
ルシファーが複数になることによる最も大きな変化は、生産拠点が複数になること。
キングの居城のすぐそばにいるルシファーに手間取っていると、時間が経過してしまい、気が付けば後方の十分に戦力を増強した別のルシファーによって壊滅させられてしまうということがしばしばあります。
取るべき戦略は大きく分けて二つ。
・後ろのルシファーも含めて耐久できるよう戦線を作り、長い持久戦のうえで攻め疲れを待つ
・短期で一気に勝負をかけ、近い側のルシファーを仕留める
前者の持久戦はどのマップでも成立しますが、後者の急戦を行うためには条件があります。
それは、近くの相手の居城がハーピー1ターンで届く距離にあること。
今回の「奪還アトラス平野」はちょうど1ターンでハーピーが届く距離にあるため、急戦の戦法もとることが可能です。
急戦型攻略・南以外の三方向をハーピーで囲う
残っている出口が南の浅瀬のみになるため、最初にファイターを生産してくると、それ以上何も生産してくることができません。
ハーピー3部隊は城を塞ぐだけ塞ぎ、攻撃は仕掛けないようにします。
1ターン目に生産するユニットは
ハーピー4
残りは全部ファイター
ハーピーの余分な1体は封鎖しているハーピーがやられたときのための予備です。
なお毒の沼地でコカトリスにつかまってしまった場合は即リセット。
キングは1ターン目の生産後もしくは2ターン目の生産後に移動を開始し、自らルシファーに攻撃を仕掛けるようにします。
2ターン目以降に移動をする場合も、生産するのはハーピーとファイターのみです。
ファイターが複数体攻撃を仕掛けるられるところまで移動が済んだら攻撃開始です。
1ターン目から移動を開始している場合には5ターン目には攻撃を行えるはずです。
攻撃1ターン目で3体倒せればOKですが、うまくいかなかったときでもルシファー→キングの攻撃で2体削れることもあるので負けが決するまで続けてみるのもアリです。
7ターン目開始時、足止めのハーピーは全滅
イエローのルシファーが落ちたら、すぐに城に入り、生産を開始します。
城は川と山に囲まれているため、守りやすく唯一開けている東の平原にある町を守れれば押し返すのに苦労はしないはずです。
川の北側の町が占領できればあとはそこまで難しくないはずです。
できるだけ早く川周辺の町を占領したい
持久戦型攻略・山骨壁耐久
ハーピーを使った封鎖をしない場合には、戦線を「城の南の山と沼の間」「城の東の砂漠の東の町」のラインに設定し防衛します。移動が困難であるため、新しくユニットを随時投入することは難しく、持久戦の基本であるスケルトンを使った骨壁戦術で耐えることとします。
防衛ライン上で守りクラスチェンジを待つ。何よりもスケルトンの生産を優先
防衛ラインの優先順位は南が上。イエローの城の近くは一度押し込まれると取り返すのが難しく、また部隊が展開しにくいためです。
東側は可能であれば砂漠の町にスケルトンを配置した状態で粘りたいですが、部隊の展開が難しいことや草原や砂漠が多い地域であるためスケルトンがかなりの数倒されて押し込まれる展開にもなることも。
砂漠周辺は油断すると回り込まれて
局面も終盤、ここまでこればほぼ勝利は確定
できれば山脈沿いに戦線を構築したいですが、場合によっては山から城にかけて相手を引き込み、北から道沿いに制圧していくのもあり。
そこそこのユニットが残っていて、砂漠周辺が占領できればあとは一方的に勝てるはずです。